楽健法とは
この一見して何のことだかよくわからない”二人ヨーガ 楽健法”に興味を持ってくださりありがとうございます!
これを読んでくださっているあなたはきっとヨガで体調が良くなったり不快感が取れたり
元気になった経験があるのではないでしょうか。
楽健法の名前に“二人ヨーガ“とついてますので、楽健法がどうヨガなのかその辺りから書いてみたいと思います。
二人ヨーガ楽健法とは?
楽健法は、初めての人でもできるほど簡単で親しみやすい、足でやさしく踏む健康法です。真言宗僧侶の故・山内宥厳先生が考案し全国に広めました。
『ペアになって手足の付け根を踏み合い、からだの循環を良くしていきます。踏まれて気持ちがいいのはもちろんですが、踏んであげる人も、からだの循環が良くなって元気が湧いてきます。してあげて得をする不思議な健康法です。』
(創始者・山内宥厳先生の著書より)
ペアになる、つまり二人で行う ” ヨーガ ” が楽健法です。ペアヨガというと組体操の様なアクロバティックなポーズが思い浮かぶかもしれませんが、それとは違います。一人が横になり、もう一人が立って足裏を使って足圧で踏みほぐしていきます。
ではその踏みほぐすが、なぜヨガなのか?


ヨーガと健康
ヨーガの練習を続けると、からだの中の循環が良くなり、基礎体力がついたり病気をしにくくなったり、頭の中の考え事がスッキリしたり心が軽くなったりさまざまな健康効果が現れますね。
そして自分の体調が思わしくなくなった時は、身体の中の滞りや回りの鈍さの様なものを感じることがあるかもしれません。ヨーガを練習することで心身の緊張が取れて血流や気の流れ(プラーナと言います)が滞りなく巡るようになり、元気になります。
ヨガの練習は基本的に自分一人で自分の心と体と向き合うことになります。自分の体調を観察しアーサナ(ヨガのポーズ)や呼吸などのエクササイズを通して多少の不調はヨガで解消することができる、そんな自信がついてきます。
ヨガを知れば知るほど、健康に近づくための最強の武器を手に入れたような気持ちになります。
自分以外の人にヨガで元気になってほしいという気持ち
そしてそれを自分だけじゃなくて身近な人にも伝えたい、元気になってほしい、そんな優しい気持ちも自然と湧いてくることもあるでしょう。良いことは人に伝えたい、広めたいと思うものですよね。
ところが自分がどんなにヨガをおすすめしても大切な人にはなかなか伝わらない、ヨガをする気になってもらえない、そんな経験はありませんか?ヨガで元気になってほしいと自分が願っている人にヨガができるほど元気がない場合もあります。
腰が痛い、肩凝りが、疲れが取れない…などと身近な人が呟けばすぐ「そんな時はヨガだよ!」と誘ってみるのですが、残念なことに「そうだね、今度お願いね」といつ来るかわからない“今度“と先延ばしになることも少なくありません。「身体がかたいし、ヨガは私には無理」と拒絶されてしまうことも。
そんな時こそが、楽健法の出番なのです!
楽健法の由来は
いつでも、どこでも、だれでも、楽にやれる健康法でなくてはならない、という考えから、楽健法と名付けて普及に努めるようになったのです(山内宥厳先生のブログより)
ヨガをする元気がない方にもヨガを届けることのできる方法なのです
ヨガと楽健法を覚えたら、もう鬼に金棒!

楽健法とアーユルヴェーダ

アーユルヴェーダの影響
楽健法はインドの伝統医学アーユルヴェーダの影響も受けています。インドの古い言葉サンスクリット語でアーユル・ヴェーダ「Ayurveda」は寿命を意味する「Ayus」と知識を意味する「veda」、つまり「生命の学問」と翻訳されます。単に病気を治すのではなく、生命にとって何が有益で何が不益であるか、さらには幸福な人生、不幸な人生とは何かまでを追求するのが特徴です。
人の身体は、栄養を摂取して消化し身体の各器官に送り、身体を作り、エネルギーとして使い、不要なものを老廃物として排泄します。アーユルヴェーダではそのエネルギーの通り道をスロータスと呼び、身体の中のあらゆる管(通路)を指します。「血管、リンパ管、消化管、尿道、乳腺」など身体の各器官に栄養を送ったり、排泄物を出す経路のことです。
デトックスという言葉もあるように体内にたまった老廃物を排出することは非常に大切で、老廃物が身体に残ると不要な毒素となり、老廃物が体の経路「スロータス」を閉塞して栄養が全身にいきわたらないと体の不調の原因になるとアーユルヴェーダでは考えられています。
ヨガと楽健法は全身の経路をスムーズにする
あらゆる経路を踏みほぐす
ヨガはアーサナ(ヨガポーズ)や呼吸を通して身体をほぐすことで経路=スロータスの通りが良くなります。
自分で体調がよくないなと感じたらヨーガを行うことで自分をケアすることができるセルフケアの健康法です。
そして楽健法は同じようにスロータスの通りを良くする効果があり、からだの巡りが良くなります。自分ではほぐせない奥深くの滞りまでほぐしてしまいます。しかも人にしてあげることができる健康法です。しかも人にしてあげることで自分も健康になるというおまけが付いてきます。
これについてはまた次の投稿で書くことにします。
長くなりましたので、今日はこの辺で。
– nerii yoga studio Eriko
